グスクの海-Ocean of Gusuku-


> Ocean of Gusuku
by asbel24
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普天間さん

前略

ご無沙汰してます。

最近「『東のエデン』かお前は」と言われてしまった小島裕です。
#失敬な。僕は初対面の女子の前にフルチンで現れたりしないですよ。

とまれ、自殺なんかしてません。
ご心配ありがとうございます。

訃報といえば、忌野清志朗とレヴィ・ストロースが亡くなったのはさびしかったです。
僕にとってはマイケル以上の存在だったので。

 ***

■近況

死んではいないんですけど、今年の初めから両足が原因不明の痺れに襲われまして。
神経内科に8千円も支払って看てもらった挙句、「よくわからない」そうです。

最近心臓の辺りも微妙に傷むので、血管系の障害かなと思うんですけどね。
斉藤さんも40で亡くなってしまったので、僕もあと3年ぐらいはなんとかなるかと。
なりふり構わず優先度の高そうな仕事から手を付けているところです。

そんなわけで、ご無沙汰しててスミマセンでした。

 ***

■『グスクの海』の停滞について

『グスクの海』は、色んなことが折り重なって。
いっとき精神的に潰れそうになったので、距離を置いてました。

もう、この企画をメインで進めることはできないと思うんですけど。
生きてるうちに何かやりたいなとは思ってます。

 ***

■じゅりあす関連

積極的な活動としてはこのあたりが最後だったので、報告しておきます。

・ 「Japan Animation Contents Meeting 2007」
・ 『LOVE&DEATHPEACE』豪州メルボルン出展
・ 備前じゅりあす 新宿タカシマヤ出展

こいつだけ、健気にがんばってた感じですね。
関係されたスタッフの皆さんには、有難うございました。

 ***

■「Project Z」

本来『グスクの海』は当プロジェクトの一環として始めたものです。
中断せざるを得ない理由がいくつかあったので、報告しておきます。

・ 「Project Z」告知

一番問題なのは「公務員の犯罪」なんじゃないですか。
これほど腐った連中とは想いませんでした。

先日も「TVタックル」で「公益法人」の役人の実態を見ましたけど・・・。
こういう人たちを信じていた自分が馬鹿らしくなりましたね。

 ***

■普天間さん

> 企画当初の設定に戻しました。

テダを戻したということなので、僕も現代篇の主人公を再UPしておきます。

・ 普天間 薫(子供)
・ 普天間 薫(大人)

メタフィクションの部分ですね。

「大人」の方に補筆したグリーンのコラムは、全ての新聞記者に読んでほしいです。
80年代の話とは思えない、今日的な空気なので。

それから、最近のマスコミのかた・・・というか、鳩山さんでも誰でもいいけど。

 「フテンマキチ、フテンマキチ」

と「普天間」をまるで基地の代名詞みたいに言わないで下さい。
聞いていてイライラします。

普天間宮のじゅりあすって僕と同じ誕生日なんです。

***

■戦友

イーストウッドの映画を見たあとで、祖父の兄が硫黄島の戦没者と聞かされました。
ロス五輪で金メダルを取った西大佐の部隊だったそうです。

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仏壇に、砲弾で溶けた島の砂が置いてありました。

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亡くなった斉藤さんには「(ゲーム制作の)戦友になりたい」と言われていたので。
こうした形で戦ってもらおうかなと、想います。

 ***

■京都御所

あと、斉藤さん以外でも慧眼というか。
このサイトを評価してくれた方はいたので、この機会に書いておきます。

 ◎清水宏一さん (京都市観光政策監)
 
  小島裕さん
  お元気なご様子、何よりです。
  また、ご清栄のこと、文面、ホームページから伺えます。

  覚えていただいていて、うれしく思います。
  京都市観光政策監として、京都観光の振興に少しでも貢献できたらと
  最後の役所奉公に励んでいます。

  寄稿の件、了解しました。
  私が書いて良いのでしょうか。
  市長が良いなら、そのように計らいます。
  要領を手短にお知らせください。


清水さんは、所謂「エライ人」の中ではエラぶった所がなくて僕は好きでした。
サクっとご寄稿をいただいた高知の橋本さんもですけどね。

清水さんの提案された、京都市長のご寄稿っていうのは、
実現してれば面白かったですけど。
過分のご配慮をいただいたことは感謝しています。

ちなみに京都に関しては、以下の講座に参加したのがご縁です。

・ インタラクティブ・コンテンツ・アントレプレナー講座(ICE) ※当時のサイトの写し

僕が「起業家」なんて枠にはめられたきっかけとなる講座ですね。
ここの審査員の岩田さんというのは、いまの任天堂の社長さんです。

この講座に提案したのは、今で言うモバゲー型のビジネスでした。
「アバター」(当時はそう呼んでいなかったけど)をWebビジネスの主軸としたゲームシステムです。

任天堂関連だと、現状ではマクドナルドで行われていることにイメージが近いです。

あるいは「トモダチコレクション」とかね。
さすがに作りが丁寧だなと思います。

 ***

■『グスクの海』の商品化について

『グスクの海』は、このあたりで実現するチャンスがあったと思います。

個人的には、15世紀の沖縄と京都、高知その他の交易事情とか、
ゲームにしてみたかったです。

「大交易時代」の沖縄を起点に、日本、中国、東南アジア・・
はては西洋まで到達する世界観を描いてみたかった。
#それで、互いの地域の「観光振興」に寄与するとかね。

そういった「青写真」については、既存のサイトの雰囲気で、
ある程度感じていただけると思います。
斉藤さんやMikeさんをはじめ、そういう世界を創れるひとにお声をかけたつもりなので。

でも、主として特許庁の役人のせいで出来ませんでした。
うまく進んでいれば、関連の収益でジュゴンくらいは何とかなったと思うけど、残念です。

その他、これまで2、3社に商品化への興味を持っていただきましたが。
現状では進められません。

沖縄は、クリエイティブのモティーフとしては楽しかったですし。
キャラクターとしての「沖縄(テダ)」には今でも思い入れありますけど。
やっぱり、いろいろと難しい問題が多いですね。

 ***

■沖縄について

> 沖縄についてもコメントをお願いします。

沖縄に関しては、うーん。

ずいぶん前にも、沖縄出身のかたに
「もっと語ってほしい」と言われたこともあるんですけど
何もないですね。本当に。

現状について、何かを発言したいとも思わないし。
その資格が自分にあるとも思っていない。

 ***

■『グスクの海』について

ただ、沖縄一般というよりも『グスクの海』に関してはいえるので、
未整理のまま書いてみます。

たとえば、それらしいストーリーだと、
事実として、自分がたぐれる最古の記憶は沖縄海洋博なんです。
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上が、家にある僕のいちばん古い写真で、随分色あせてるけど沖縄のどこかです。
下は、当時のお土産ですね。今見てもデザインがいい。
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具体的な記憶としては、ホバークラフトに乗ってアクアポリスに渡る時、
祖父の膝上で僕は泣いたんです。

そしたら周りの人が笑って、何故かそれがうれしかった。
たったそれだけの記憶です。

でも、それ以前のことは思い出せないから、
自意識の萌芽はたしかに沖縄かもしれない。

 *

それから色々期待して頂いて悪いんだけど、
『グスクの海』も自分の望んだ企画じゃないんですよ。
心からやりたかった企画なのかと問われれば、そうではないんです。

上述したプロジェクト(寄付になるゲームの企画)を進めるにあたって
僕はボランティアの経験も何もない「ゲーム好きな普通の兄さん」でしたからね。
これはまずいなと思って「社会貢献なるモノ」の実態を経験しておこうと思ったんです。

それで「ナウシカ」で刷り込まれていた
パンダのマークのWWFのメルマガに登録してですね。
渋谷でイベントがあるらしいと知ったのが「沖縄のジュゴン保護」運動でした。
そこにWWFの人も来るそうなので、じゃあ行ってみるかと。

だから最初はビックリしましたよ。
動物保護の集会だと思って行ったのに
「イラク戦争反対!」とか、プラカードを持った人が集まっていて。
話しかけるのも最初は怖かったです。

それで、人生初めてデモ行進なるものに参加してですね(汗。
行進自体はニギヤカで楽しかったですし、話してみたら皆さんいいひとそうだったので。
酒飲みながら「ジュゴンの保護になるゲームを創って下さい」とか言われて。
(難題だなァ・・)と思いつつ、頭のスミに引っ掛けておいたんです。

それでまあ、何か別のことをしている時に、
NHKの高校講座を流していたら、たまたま「沖縄の三山時代」というのをやっていて。
(面白そうだ)と思ったんです。

その後すぐに、15世紀の沖縄を舞台にした三国志ふうの話で。
でも、為政者や武将の視点で書いた話は商品としてもありふれていてつまらないから
ひとりの女の子の主観でみた話、というコンセプトをざっと書きました。

※そうそう。
そのとき「グスク」というのも初めて聞いて、好い響きだと思ったんですよ。
だからタイトルにしたんです。

それが、既存の「コンセプト15C」です。

メタファーとしては、グスク=基地で、
古今いずれもマツリゴト(政治)の中心課題になっている。

そして、これに関わる経済のために、
古今いずれもザン(ジュゴン)の生命が脅かされている。
その難題に取り組む、古今の女性の話です。

そのころジュゴン保護の関連で、Mikeさんという才能に会って、
このコンセプトを提案したら、彼がバーッとすごい資料をあげてきた。

それはもうセッションとおなじで、ノったんです。僕も。
(こいつやるなあ)とか思いつつ・・・そういう時は楽しいですからね。

サイトのデザインに関してもNejiさんがプロだったので、
結構なスピードで形になっていった。
幸せな時期だったと思います。

きっと、本当は、そこでやめておけばよかったんですけどね。

「沖縄の中世を舞台にした『三国無双』とか『戦国バサラ』っぽいゲームです!」
みたいなノリの方が、商品としては早く形になっていたんじゃないですか。

カプコンの頃、月曜定例の朝会で有名な上司が
「子供だまして金巻き上げる商売」
とおっしゃってましたけど、そういう「経営判断」も、今ならよくわかります。

でもまあ、僕もバックボーンが宮崎駿の作品なので

(沖縄の現状的なことも勉強しとこう)

と真面目に思ってしまって。
図書館に資料を探しに行ったんです。

そのとき『沖縄 若夏の記憶』(大石芳野 岩波書店)っていう本を
たぶん装丁とかタイトルになんとなく惹かれて手に取ったら、

※思い出した。以下に惹かれたんです。

 ちゆに殺さって寝んだりーしが ちゆ殺ちぇ寝んだらん
 (他人に痛めつけられても眠ることはできるが 他人を痛めつけたら眠れない)


たしか、表紙めくるとこの言葉が書いてあったとおもう。

その、自分のなかの唯一リアルな沖縄体験につながったというか。
沖縄海洋博のプロデューサーの話が書いてあった。

で、まあ単純に

(勿体ないなあ・・・)

と思いました。
あまり幸福な最期ではなかったんだな、というか。

海洋博は、今思えばチープなんですけど、
3歳の僕には不思議な世界だったんですよね。

「銀紙で創られた異世界」というか。
たしかに、言われてみればウルトラマンのセットのような未来観で。

でも、なんか漠然と
アクアポリスのエスカレーターを登っていく時のワクワクする感じは憶えていて。
それは嫌な記憶ではないんです。

呑気に21世紀を信じていられたときの、高揚感みたいなものがあった。
子供だましかも知れないけど、だまされて嫌な感じではなかったんです。

金城さんていうのは
僕にそういう体験を残してくれた人なので、あまり幸福な死に方ではないというのは
さびしいというか、勿体ない感じはしましたね。

僕自身は、とくべつ『ウルトラマン』に思い入れはないですけど、
やはり、同じ世代なら、誰でも通過してきてる作品ですからね。
それを創ったひとが、故郷ではなかなか受け入れられなかったんだ、という。

時代もあると思うんですけどね。
亡くなった斉藤さんもそうだけど、生きていれば、いい仕事がもっとできたのに、という。

『ウルトラマン』の企画者なら、
今生きていれば伝説ですし、相当尊敬されていると思いますしね。
(「エヴァンゲリオン」だって、大元のコンセプトはウルトラマンでしょう?)
勿体ないなあと。

だからまあ、そういう勿体ない感じを昇華したいと思っている子が幻視した世界観として
『グスクの海』の世界がある、というカタチにしました。

その子というのが「普天間遥」で、
コンセプト21C」にある「彼女」っていうのが遥のことです。
『グスクの海』の作者として、メタフィクションの格好で出てくる。

あとは、普天間というのが人の名字としてあると知ったときに
「普天間」って、いままるで基地の代名詞みたいな言われかたをしているでしょう。

自分だったら嫌ですからね。
「小島=米軍基地」みたいな捉え方されるの。
それで名字にしたんだと思います。

「あたしは基地じゃないよ」っていう主張ですね。
「親からもらった名前を継いでるんだ」っていうのを、気分として出したかった。

じっさい、語源を調べてみるといい意味なんですよ、普天間。
でも、そんなこと飛び越して、みんな「フテンマキチ、フテンマキチ」とかまびすしい。

そういうのが、感覚として嫌だったんです。
普天間というのが、つねに基地と関連づけて語られるのが、すごく嫌だった。

それでもう、同じ名前のお姉さんの方は、現実の色んな問題を知りすぎているし。
色々と悲しい経験もしていて、深い諦観をもっているから・・・。
まあ、ある意味自分もそうですけど、そういう人は、もう突破できないですからね。

「どうせ何も変わらないよ」って諦めている。
下の世代に対しても、自分たちで出来なかったんだから、あんたらにもできやしないと。
訳知り顔に、恨み言を押し付けて、斜に構えてる。

僕自身も、上の世代にそういう態度をとられたことが、いくらでもありますから。
最近の、メディアを通じた宮崎駿の投げやりな言動とかね。
そういう過程で、創造的なモチベーションがどんどん削られていく。

そこで馬鹿な妹が・・・それはきっと意図的に馬鹿をやっているんでしょうけど。
(あたしは突破する。少なくとも気持ちだけは突破してやるんだ。)
という志をもって、『グスクの海』を企画する。

その物語は、史実としては彼女の創った偽書=フィクションだけど、
その中には、もっと大事な真実が込められているという感じですね。

「こうであればいい」というような。
それはもう、端的にいって「祈り」なんだろうと思います。

たとえば、琉球が「武器なき国家」というのは、史実としては嘘でしょう?
でも、そうした「史観」を誘導したかった人たちのおもいは、理解できますしね。
学問としては否定しても、そのおもいまで否定したくない。

だから「ノロ(ヌル=「祈る」が語源)」としてのテダっていう女の子が―
それは、たかだが古歌謡に三篇だけ謳われる
「沖縄」という名前の神女でもあるんですけど、
彼女の故郷――「沖縄」に対する「祈り」を体現するキャラクターとして、
その「作品世界」で主人公になる、という構造になっているんだと思います。

 *

ただ、こういうのも「それらしいストーリー」で、
こうして文章にした時点でどこか薄いんですよね。

断片的な記憶を、後付でそれらしく書いているだけな気がする。
もっともらしいんだけど、何か、色んなものを取りこぼしているような気がします。

じっさい、よく覚えていないんですよ。
なんか、自分の中から出てきたものを適当に撚り合わせていっただけなので。

 ***

■テダについて

それからやっていて思ったのは、
現実の政治状況のほうがどんどん進んでいるというあたりですね。

『グスクの海』で三山の按司たちが各国の「テダ」を使ってやろうとしたことは
小泉さんとか小沢さんが最近の選挙でやったようなことですから。

ニュースを見ていて勝手に
「テダ・プロ(プロパガンダ)だなあ・・・」
とか、思ってましたけど。

五輪招致とか、何かの集会で可愛い女の子が出てくるのも同じですね。
視覚から、新皮質でなく旧皮質に直接訴えて、「理屈を越えた」話にしてしまう。

『グスクの海』に即していえば、美貌の女性は若いうちはいいですけど、
容貌が年とともに衰えたあとに、何ができるのかっていうことで、
そこで本当の「人間の力」が試される。

第二部のテダで描いてみたかったのは、そのあたりですね。
統一とともに消えたライバルのテダたちは、もう政治の世界からはドロップアウトして、
彼女も久高島に引っ込んでいる。

そんななか、50代を迎えて「志魯・布里の反乱」あたりで、
どうやら自分が統一事業に参加した国が、おかしくなってきたことに気づく。

そこで、大人になった彼女が、何を遺そうとしたのかっていうのが、
ドラマの核心だと思います。

国王の傀儡として与えられた力ではなく、ひとりの人間として、
彼女が何を目指したのかっていう話ですね。

http://www.gusuku.sakura.ne.jp/index_teda.html

 ***

■基地の問題

> 米軍基地についてのコメントもぜひお願いします。

だから、これもできれば発言したくないんです。
下手に発言をして『グスクの海』に参加してくれた人たちを傷つけたくないから。

ただ、海洋博で夢を見せられた子供としては、

「アメリカと協力してアクアポリスを創ろう!」

みたいな話ならカッコイイけど、あれから30年も経って「ヘリポート」ですからね。

それで国中の大人たちが、ああだこうだと喧嘩して、ささくれだっている。
やっぱり切ないですよ。

 ***

■むすび

いずれにせよ、現状がこうなので、
これから僕のできることはかなり限定されると思います。

ただ、高知県での受賞以来。
「寄付ゲー」というコンセプトだけはぶれずに10年以上もやってきてしまったので。
できるだけ、立案当初のコンセプトがかなうような形で努力していきたいと思います。

特許庁にも意見書として提出しましたが。
追記のような「現実」に対し「無力のままでいい」と割り切ってしまうのも、
居心地が悪いので。

それは「個人的な心情」として、負っていこうと思っています。

小島



追記

 ***

『R25』書評

「『貧困の光景』(曽野綾子/新潮社/1365円)

[今週のテーマ]
本当の“貧しさ”ってどういうことだろう?

子供のころ、食事を残すと母親からこんなふうに叱られた。「ごはんを食べたくっても、食べられない人がいるんだから」。飢餓に苦しむアフリカの人々を報じるテレビ番組も少なからずあった。日本がまだ「一億総中流」だった80年代のころの話だ。
 そして現在。僕の感覚では、途上国の貧困を伝える報道は当時より滅っている。国内の「貧困」への注目と反比例するかのように――。
 本書は、キリスト教徒でもある作家が、世界各地の貧困の現場をレポートしたものだ。
著者によれば「貧困とは、その日、食べるものがない状態」が継続することだという。国も自治体も飢餓を救う方法を持たない。
 消化の能力さえ失い、空腹を訴える気力も残っていない飢餓の子供。エイズだとわかると食事を与えない貧しい家族。抑制の効いた文章で描かれる「貧困の光景」は、ありがちなお涙頂戴を排して、著者の見た現実そのままを読者に突きつける。
 格差拡大というこの国の現実はもちろんある。が、水を飲むだけか、乞食をするか、盗むかぐらいしか選択肢のない地域の貧しさと、日本が直面している貧しさとの間には、比較が意味をなさない断絶があるのはたしかだ。
 絶望的な貧困の描写を読むにつけ、読者は自分の無力を感じずにはいられない。それでいいのだと思う。安易な同情心に浸って自己満足するぐらいなら、無力な自分に歯ぎしりしながら、現実を直視し続けることの方がよほど困難なことなのだから。
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# by asbel24 | 2009-12-03 16:34 | 報連相

沖縄神女

ご無沙汰しております。Neji+です。
更新報告します。

 *

★ ENTERページのイラストを普天間さんのテダに変更しました。
http://www.gusuku.sakura.ne.jp/
斎藤さんの喪に服されるのも十分かと想いますので・・・。

※あと、ご転送いただいたメールの文面、可愛かったです。

 ―――
 不穏な世界情勢の中こんにちわ。
 「これは正義と悪の歴史的な戦いになる。しかし、正義が勝利するであろう」
 と、ブッシュは云ってますが戦争に正義も悪もねーだろー、と思うんすがね。
 大体にしてタカ派だとか云われてる人間が国を治めるのってどうなのよ、と。
 どうも根っこが理解できねえっつか。パレスチナの態度もわからんが。
 でもなー、あのパレスチナの民衆の映像もCNN提供であれば
 政治的プロパガンダの一環で彎曲されてねえとも限らないしな。邪推かな。
 かたや日本。支援問題に揺れてますが。
 お金だけだとやっぱ湾岸の時みたいに批難あびるんだろうなー。
 でも9条を改正する事は無いだろうし、にんともかんとも。

 そういう話はいいとして。

 > 公募、不採用だそうです。

 お疲れさまでございました。

 不採用の真意もわかんないし今後の展開がどうなるか
 わからんトコもあるんで「残念でした」とはあえて云いません。

 個人的な興味は公募の不採用とかでリセットされる事ぁないんで
 つか面白そうな企画云っといて「やっぱあれやめ」と云われ無ければ
 その後の展開は知りたいし
 小島さんのほーで「斉藤にもなんかさせてやるか」っつ腹づもりは
 持っていて欲しいもんだと思う次第。

 つ訳で続報宜しく。
 --
 *斉藤智晴*
 http://www.ocv.ne.jp/~la-saito/
 ―――


続報を、お送りできると良いですね。

 *

★ イラスト外部リンクの音楽も削除されていたので、お切りしました。

※「マーメイド」は、Mikeさんのご感想通り
『グスクの海』のモティーフとなる楽曲ですが・・・

 ―――
 すんません、Mikeです。
 全然重大な事ではないのですが、ようやく
 スガシカオの「マーメイド」聞きました~!!
 (安かったので、中古を買ってみた。)

 あのですね~、あれ聞いていると自分の頭の中で、
 アニメシーンのごとく、テダやら乙樽とか、小禄やら護佐丸
 尚巴志やらがアクションし始めるんですけど・・・・・
 歌詞 (・∀・)イイ!

 ではでは。(^ ^)
 ―――


・・「曲解」されると想いますので。

ちなみに、SMAPもスガシカオも全く知らない状態で、
「マーメイド」と同じアルバムに収録されている
「夜空ノムコウ」を初めて聞いて、気に入っていらっしゃる
Mikeさんの感性も可愛かったです。
#いい曲は、時と人を選ばないのですね・・・。

私は最近の「コノユビトマレ」が好きです。
#ハルカさんぽくて。



このところちょっと、止戈男が秦氏を推しているのも。
万葉的でいとおかし――です。

 *

★ 既存のENTERページは、アドレスを変えて以下にUPしておきます。
http://www.gusuku.sakura.ne.jp/index_zan.html
コンセプトにもとづいて、陰影ともに、表裏のリンクとしました。

 *

★ 機能していなかったメールの宛先を変更しました。
http://www.gusuku.sakura.ne.jp/collaboration/collaboration.html
本来のプロジェクトでお忙しいと想いますので・・・。

 *

★ 登場人物「名無しのテダ」をUPしました。
http://www.gusuku.sakura.ne.jp/a_kojima/teda5.html
企画当初の設定に戻しました。
もともと『グスクの海』はゲームの企画と聴いてましたので・・・。

尚、以前ご指摘を頂いた
「沖縄」の国家起源に係わる神話と
「ザントゥス」の神話の類似も本項の関連エピソードとしました。

フェニキア人との関わりも踏まえると、面白いです・・・。
http://tv.mapple.net/www.mapple.net/html/2009_01_21/co_1642404/

 *

小島さんも、そろそろリミッターを外した方がいいと想いますよ。

最近、二流作家が『グスクの海』を真似たような作品の制作を仄めかしてますし・・・。
斎藤さんの遺言通り「狡獪に航海を設定」する必要はあると想いますけれども
#(うるせえってか)――可愛いです。

とり急ぎ。

Neji+
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# by asbel24 | 2009-02-10 14:49 | 報連相

命日

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さて、そろそろ涙を拭いて行きますか。
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# by asbel24 | 2008-07-29 19:13 | 徒然草